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カウンター・カルチャーと雑誌

カウンター・カルチャーと雑誌

「カウンター・カルチャー」は「対抗文化」と訳されているが、やや時代がかった文化のように受け止められたりする。日本ではどうも対抗文化は下火のようだが、もともとはかなりの勢力であったように思う。60年代から70年代は、カウンター・カルチャー的なものが好まれ、アート、デザイン、音楽、映画などでも程度の差はあっても、主流だったと言える。それでは日本では下火だとしても、世界はどうなのだろうか?

カウンター・カルチャーと雑誌

「カウンター・カルチャー」は「対抗文化」と訳されているが、やや時代がかった文化のように受け止められたりする。日本ではどうも対抗文化は下火のようだが、もともとはかなりの勢力であったように思う。60年代から70年代は、カウンター・カルチャー的なものが好まれ、アート、デザイン、音楽、映画などでも程度の差はあっても、主流だったと言える。それでは日本では下火だとしても、世界はどうなのだろうか?

キャシー・アッカーの本

キャシー・アッカーの本

"Childlike Life of the Black Tarantula"というキャシー・アッカーの1978年に出版された本が恵比寿映像祭でガラスケースの中に本そのものとタイプライターで打たれたものが展示されていた。この小説は冒頭にこのような言葉が書かれている。「意図: 他の殺人者の人生を言葉で繰り返すことによって、私は殺人者になる。」

キャシー・アッカーの本

"Childlike Life of the Black Tarantula"というキャシー・アッカーの1978年に出版された本が恵比寿映像祭でガラスケースの中に本そのものとタイプライターで打たれたものが展示されていた。この小説は冒頭にこのような言葉が書かれている。「意図: 他の殺人者の人生を言葉で繰り返すことによって、私は殺人者になる。」

世界の本屋とバンコクの旧市街

世界の本屋とバンコクの旧市街

本屋としては、世界のどこへ行っても、当地の本屋に入る。当然のことながら、本屋に並ぶ書籍は、圧倒的にそこの言葉で書かれたものだ。ヨーロッパ圏の主要な言語と中国語は、話すことができなくとも、本の内容を把握することはできる。アジアの国々では、各国がそれぞれの文字を持ち、その言語の発音の仕組みに基づいた表記になっているのだが、まったくわからない。

世界の本屋とバンコクの旧市街

本屋としては、世界のどこへ行っても、当地の本屋に入る。当然のことながら、本屋に並ぶ書籍は、圧倒的にそこの言葉で書かれたものだ。ヨーロッパ圏の主要な言語と中国語は、話すことができなくとも、本の内容を把握することはできる。アジアの国々では、各国がそれぞれの文字を持ち、その言語の発音の仕組みに基づいた表記になっているのだが、まったくわからない。

The Artistic Ape

美術史の始まり

アートの歴史を、どのように、いつから始めるかによって、見え方は変わってくる。「アートシーン」としてよく語られる現在のアートの状況は、単に目先で起きていることについて語っているだけかもしれない。悠久の芸術史をどのように語るべきなのだろうか。

美術史の始まり

アートの歴史を、どのように、いつから始めるかによって、見え方は変わってくる。「アートシーン」としてよく語られる現在のアートの状況は、単に目先で起きていることについて語っているだけかもしれない。悠久の芸術史をどのように語るべきなのだろうか。

台北ビエンナーレ Taipei Biennial

台北ビエンナーレ2023 台北雙年展2023 Taipei Biennial "小世界" Sm...

台北ビエンナーレ2023は、11月18日に台北市立美術館で開催が始まりました。今回のテーマは「小世界 Small World」。パンデミックのロックダウンの間、多くの人が直近の周囲をあたかもー自宅の私的な空間だけでなく、新たに初めて経験したという、三名のキュレーターのコメントがあります。

台北ビエンナーレ2023 台北雙年展2023 Taipei Biennial "小世界" Sm...

台北ビエンナーレ2023は、11月18日に台北市立美術館で開催が始まりました。今回のテーマは「小世界 Small World」。パンデミックのロックダウンの間、多くの人が直近の周囲をあたかもー自宅の私的な空間だけでなく、新たに初めて経験したという、三名のキュレーターのコメントがあります。

ウンベルト・エーコの「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」の表紙

紙の書物

 イタリアの哲学者、論理学者のウンベルト・エーコがジャン=クロード・カリエールとともに「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」で、紙の書物はなくならない理由を滔々と述べているのだが、エーコたちに限らず、かなり多くの人々が、同様な意見を述べている。

紙の書物

 イタリアの哲学者、論理学者のウンベルト・エーコがジャン=クロード・カリエールとともに「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」で、紙の書物はなくならない理由を滔々と述べているのだが、エーコたちに限らず、かなり多くの人々が、同様な意見を述べている。